BLOG:2021/02/12 fri

森喜朗JOC会長が辞任会見は話が長かった。
自分はオリンピックの準備に尽くしてきたし、オリンピック開催に迷惑を掛けるようなことがあってはならないので不本意ながら身を引きます、といった感じで相変わらず事態が全く理解できていないようだった。

一生懸命準備してきたことなので、何としてでも成し遂げなければならない。というのは、どうなのか。
それこそ、ずっと続けてきたお店を畳まざるをえない人々の気持ちは、どうすれば良いのか。

ハリボテの祭典なんかより、世界中の人々が当たり前の日常を何とかして取り戻すことのほうがはるかに感動的だと思う。「やりません」と言える勇敢な会長は出てこないのかな。いま一番カッコいい言葉は「やりません」。世界中で拍手喝采、日本の汚名返上のチャンスなのに。

全く関係ないけど、今日はバハマの宝。ジョセフ&ルイーズ・スペンスの歌が染み入りました。
“Won’t That Be A Happy Time”。
「地上での人生を終えてあの世に行ったら、先に逝ったひとたちと私たちの声、そして鐘の音が混ざり合って鳴り響く。それは、とても幸せな時間。」と歌われるスピリチュアル・ソング。
このギターの音、ギターと歌のユニゾン、このメロディ、うめき声。
タジ・マハールの音楽は、これの続きなのだなぁ、とか、あらためて思いながら。

チック・コリアの訃報もありました。チック・コリアの音楽にはのめり込まなかったけど、いつか観た意外な映像がとても良かったことを思い出した。で、見つけた。リハーサルなのか、めっちゃ普段着でボビー・マクファーリンと二人でピアノでじゃれている様子。