BLOG:2021/04/26 mon

麻生太郎というひとの言動を聞いていると、日本国そして日本人という民族は揺るぎなく最高で、中でも自分たちは格別に選ばれた存在であると信じて疑わないようだ。他のアジア諸国も欧米もみんな見下して、どんな根拠があるのかわからないけれども、常に自信満々な様子。

「おたく、どこの新聞社?」「なんて言ったけな、あの知事さん」とか。麻生氏インタビューの枕詞のような、“お前なんか眼中にない”宣言しておいてマウントをとった風な感じもまた、自分は格別の意識からだろう。いつもそうやって虚勢を張って逆に器の小ささを露わにしてしまうのだ。

選ばれた人間。そう教え込まれて育ち、生きてきて、その根拠となるような都合の良いデータのみを与えられて、それを疑ったり事実を検証したりという作業をしないまま老人になってしまった人たち。安倍元首相も同じたぐい。

気味が悪いと思うし、とても可哀そうに思う。反省もできないし、軌道修正する方法も知らない。自分を正当化するためには嘘も平気で、ひたすら間違った道を歩み続けるしかないのだ。そんな人たちに政治を任せている危うさ。

ついて行ってはいけない。

僕らは幸いなことに選ばれた人間じゃないし、反省するし軌道修正もできるのだ。